この記事の目次
ニュースの解説
石破総理の発言によると、自民党の公約として2040年に名目GDP1000兆円を目指す考えのようです。
このニュースについて複数の観点で見てみようと思います。
ついでに名目GDPとは?について簡単に解説しようと思います。
【観点1】今2025年ですが、なぜ「2040年」?
この「2040年」という目標年は、長期ビジョン(経済成長戦略)として掲げられているようです。
政治家が選挙でアピールする際には、「将来のあるべき姿」を示すことで、政策の方向性やビジョンを打ち出す狙いがある場合があり、今回もそうである可能性があります。
【観点2】誤植かと思いましたが、違うようです
「えっ?2025年の選挙で2040年のこと?」と言う風に思った方もいらっしゃるかと思います。
「石破 2040年」でネット検索したところ、この話題の記事が複数でました。どうやら誤植ではないようです。本気の様ですね。
【観点3】名目GDPについて
名目GDPとは、物価変動を含めた国内総生産の総額です。
例えば、実質GDPは物価変動を取り除いた「純粋な経済成長率」を表すのに対し、
名目GDPは物価上昇(インフレ)も含んだ数字になります。
石破総理が「2040年GDP1000兆円」と言ったのは、物価上昇(インフレ)を含めて経済規模を大きくしたい、という意味合いがあるのはないかと予想できます。
しかし、物価上昇だけでGDPが増えても国民生活が豊かになるとは限らないため、実質賃金や生活水準を同時に考える必要があります。
【観点4】2025年6月、物価高が大変な中、給付や減税はなし?
消費税は自民党の公約には入らない旨の話はよく流れていますね。
しかし、別のニュースにて「所得制限なしで一律数万円を給付する旨」のニュースが流れていました。
ただ、個人の感想としては少数与党ですし、野党の協力なくしては決まるのは難しいと予想しています。
今年の4月にもそういう話はあったかもしれませんが、結局まとまりませんでしたよね。